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009:かみなり
(復活 ディーノ×ヒバリ)




「また来たの?」


放課後、いつものように恭弥に会うために応接室に行ったらそれは冷たい言葉だった。
雲雀恭弥。オレが家庭教師として指導した初めての生徒。
自由気ままで一匹狼で群れるのが嫌いで戦闘狂で…
言い出すときりがないぐらい特殊な人だった。
そんな彼にオレは一目で惹かれた。
何事にもまっすぐに向けられるその瞳。ぴーんと胸を張って背筋を伸ばすその姿。
ロマーリオに「ボス、未成年だけは勘弁してくれよな」と言われたことがあったけど
そんな言葉を忘れさせてくれるくらい、恭弥はオレにとって完璧だった。


「そんな酷いこと言わないでよ恭ちゃん〜」

「…咬み殺すよ。」


ブン!


いつものようにトンファーが飛んでくる。
これも日常。
もう恭弥と過ごす時間がオレの中で日常となっている。
それだけ浸透しているわけで…


「それにしても、今日の雨は凄いな。日本はどちらかというと雨が多いのか?」

「そうだね…今は梅雨の時期だし」


そう言うと恭弥はオレに向かって投げたトンファーを拾い上げて再びソファーに座り込んで日誌を確認する。


「ふーん」


そんな恭弥の仕事をじゃましないよう、ソファーに腰かける。

…とそのとき、外から「ゴロゴロゴロゴロ、ビシャーーー!」と激しい音が鳴った。
瞬時に恭弥の肩がビクついたが、再び何もなかったように日誌に目をやる。


おや?

これはもしかして…?


「恭ちゃん、雷嫌い?」

「はっ?何言ってるの?僕が雷嫌いなわけなっ…


ゴロゴロビシャーーーン!


再度激しい音が鳴ると、部屋の明かりが消された。停電だ。


「恭ちゃん、恭ちゃん、ブレイカー落ちたのかな?」

「……」

「恭ちゃん…?」


真っ暗でどこに恭弥がいるかわからなくなったオレは、
手探るようにあたりに手を伸ばしてみた。…いない。

先ほどまで横にいたはずの恭ちゃんが横に居ない。


「恭弥…!」


がしっ


背後から勢いよく引っ張られる。
「こ、ここにいる…」と不安そうな恭弥の声がした。


「大丈夫だよ恭ちゃん、オレが雷静まるまでそばにいるから。」

「……うん」


その言葉を聞いた恭弥は今まで見たこともないような笑みを浮かべて出会ってからはじめて「ありがとう…」 とつぶやいた。…風にオレには聞こえた。









もう、ディノヒバは自惚れでも何でも良いと思います(笑)


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